療育センターってどんなところ?

難聴日記

お子さんに何らかの障がいが見つかった場合、大抵の場合、地域の療育センターを紹介されるかと思います。いきなり療育センターって言われても、そもそも療育って何よ?
というのが、初めてその単語を聞いた私の感想です。

そんな方に向けて、療育センターって何をやるところというのを私たちの経験に基づいてご紹介します。ご参考になれば幸いです。

一点、ご留意いただきたい点があります。

私は専門家ではありません。この記事には私見が含まれています。また、自身の経験に基づき書いております。そのため、障がいの種類・程度などによって記載の内容がそぐわない可能性もありますので、その点ご留意いただき。お読みいただけると幸いです。

療育センターとは?

療育という言葉に聞き覚えないと思いますが、治療と教育、保育を掛け合わせた言葉です。

療育センターとは、言葉の通り、障がいのある子どもに対して、治療や教育、保育を行う場所のことで、障がいを持つ子どもが自立できるように専門的なトレーニングをします。

一言で療育センターと言っても、場所や運営母体によって療育方針が違いますし、医療も提供していたり、放課後デーサービスや通園クラス(保育園の機能)を持っているところもあります。

というのが、一般的な説明ですが、

療育センターは子どもが療育を受けますが、親に対しての教育の側面もあります

療育はハンデキャップをもつ子どもが社会的に自立するために非常に重要となり、子どもと多くの時間接する、ご両親が行うことになります

しかし、療育は専門的な知識が必要で、人間に個性があるように一人ひとりにあった療育が必要です。

専門家ではないご両親だけで療育を行うのは困難です。
かといって、療育センターで療育を受ける時間は限られていますので、親への療育のしかたについての教育も行われます。

保育園や幼稚園とは違い、ただ通わせていればよいというわけではなく、親も勉強しにいくと考えたほうが良いです。

療育センターに入所出来る対象者は?

療育センター入所できる対象者は、施設が児童福祉法で定められている支援サービスのどれに該当するかによって異なります。

また、療育手帳身体障害者手帳精神障害者保健福祉手帳、もしくは受給者証を持っていれば利用できます。
相談窓口はお住まいの市区町村の福祉相談窓口・障害児相談支援事業所等になりますので、お住まいの市区町村へ相談したり、病院でケースワーカーを紹介してもらい相談すれば、教えてもらえますよ。(むしろ、頼まずとも教えてくれると思います。)

療育センターの費用はどれぐらい?

我が家で療育センターへ支払っている金額は、およそ月2,000円です。

障害児施設給付制度というものがあり、自己負担1割でサービスを受けることができます。
障害児通所給付費あるいは障害児入所給付費として国と自治体から利用料の9割が給付されます。

また、月ごとの利用者負担額には上限があり、上限額は前年度の所得によって4つの区分があります。この上限額を超えて自己負担をすることはありません。

障害福祉サービスの自己負担は、所得に応じて次の4区分の負担上限月額が設定され、ひと月に利用したサービス量にかかわらず、それ以上の負担は生じません。

区分 世帯の収入状況 負担上限月額
生活保護 生活保護受給世帯 0円
低所得 市町村民税非課税世帯 0円
一般1 市町村民税課税世帯
(所得割28万円(注)未満)
通所施設、ホームヘルプ利用の場合 4,600円
入所施設利用の場合 9,300円
一般2 上記以外 37,200円

(注)収入が概ね890万円以下の世帯が対象となります。

引用:厚生労働省 障害者福祉:障害児の利用者負担

なんというか、こんなことにならない限り、毎月の給料からの控除のありがたみを感じること無かったでしょうね。

療育センターではどんなことをするの?

ここでは、一般的な説明と私の息子が受けている療育についてご紹介します。
聴覚障害児の息子が受けた療育をご紹介します。

個別療育

個別療育では、言語療法、作業療法、理学療法、心理指導などが行われます。
ここで、子どもの障がいの程度や、発達の程度をチェックしてもらい、それに見合った療育の指導を受けます。

子どもの特性を理解して、目標設定をしてその目標に対してクリアすべき課題をどの様にこえていくかを、先生と一緒に考え、療育プログラムつくり、育てていきます。

息子が通いだしたときには、この個別療育がメインでした。
ほぼすべての動きや、状態を言葉にして、動作と共これでもかというぐらいオーバーリアクションで何度も繰り返します。

療育の部屋に入るまでに10分以上かけてました。

たとえば、部屋に入るまでにドアをノック(動作)しながら、「ドアをトントン」(言葉)と言って、何度も繰り返す
ドアを開けるときも「ドアが、ガラガラ」と言って開け閉めを繰り返す。

部屋に入っても、(部屋が暗いので)「あれぇ~?暗いねぇ~」(状態)と言ったり、
電気をつけるときも、「電気がパッ」(言葉)にあわせて、電気が付くジェスチャー(動作)を何度も繰り返します

この様に、すべての動作・状態を簡単な言葉や擬音などを使い、子どもに何度も教えていきました。

これを家でも行います。家でも正しい接し方が出来るよう、親も指導を受けます。

ママはよく、子どもへの接し方が健聴児(難聴ではない子ども)と同じ接し方をしていると注意されていたそうです。

他には、療育中にビデオで撮影することもありました。
これは、子ども目線やリアクションを見て、どの程度聞こえているのか?言葉がわかっているのか?をチェックして、今後の療育のプログラムに生かしていました。

集団療育

集団療育とは、複数の子どもの中でプログラムを受けます。主に子ども遊びが多いです。
他の子どもの真似をすることで、一人で学ぶことよりも多くのことが学べ、集団で活動することにより、対人関係など、社会性が身に付けることを目指します。

個別療育がいいか、集団療育がいいかは子どもの性格によりますし、発達(言語獲得)の状況にもよります。そのため、どちらがよいというものはありません。

対人関係が苦手であったり、過敏な子どもの場合、集団になることによりストレスを強く感じたり、不安を感じたりすることがあり、逆効果になることもあるようです。

うちでは一定の月齢になると、自動的に集団療育のクラスに入ります。基本的に同じ月齢の子どもたちでクラスを作っています。

同じ月齢子どもで集まるのは、下の月齢の子どもに合わせると療育としては足りなくなりますし、上の月齢に合わせると、おいてかれてしまうためです。

息子は同じ月齢の子がいなかったため、少し遅れて2歳から集団療育と個人療育を並行して行うようになりました。

集団療育では、ゲームのルールを理解する、順番を守るということを遊びの中で学んでいきます。
これは幼稚園とさほど変わりませんが、幼稚園と違うのは子どもに口で説明するだけではなく、写真や絵を見せて視覚的にわかりやすく説明します。
歌の時間でも、ジェスチャーを交えて歌を歌います。

この集団療育は息子の成長にとっては非常に効果的で、集団療育を始めてから、目に見えて話す言葉が増え、表情も豊かになりました

親御さん同士の懇談会

同じ障がいを持つ親御さんがあつまり、STの先生も交え情報交換をします。

専門的な話もありますが、普通の子育ての話もしたりします。不安なことや心配なことを、専門家であるSTの先生だけではなく、いろいろな観点からアドバイスをもらえたりします。

イベント

集団療育の延長線上ですが、子どもの発表会(劇とか)やお祭りなんかもやります。
ここらへんは園児数の少ない幼稚園みたいですね。

まとめ

息子にとっては療育センターは居心地のよい様で、幼稚園より好きみたいです。
幼稚園には行きたくないといいますが、療育センターへ行くのは嫌がりません。

まぁ、幼稚園に行けば楽しくやってるみたいですが。

合う合わないはその施設の療育方針にもよりますし、先生やその他のお子さんとの相性もあるので、一度行ってみてから考えるというのも良いかもしれません。

運営母体(大体は社会福祉法人)の経営方針に振り回されることもあったりしますが、専門家ではない親だけではとてもじゃないですが、育てられないと思います。

ただ、行くにしても、療育センターに丸投げせず(出来ませんが)、自分(親)が療育の主体であることを
念頭に置き、疑問点や不安なことは療育センターに聞きましょう。

結局、子どもを育てるのは親ですからね。

あとひとつ、父親も療育に関りましょう!

 

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